

個別指導に切り替えると必ず成功するのか?さまざまな状況が考えられるので一概には言えないが、集団指導塾を辞めて、完全に切り替えた場合、成功は厳しいだろう。その理由は、指導時間の短さと、講師の質である。まず指導時間だが、一時間単価で考えると個別指導の料金は大まかに言って集団塾の三倍から六倍といったところである。集団塾と同じ時間数を確保しようとしたら、月一五万円はかかる。それではよほどのお金持ちでない限り利用できないので、個別指導塾では一科目の指導時間は六〇分から九〇分と、短く設定している。自分できちんと勉強したうえで質問箇所をまとめて短時間で質問するのならよいが、集団塾で伸びなかった生徒にそうした勉強を求めるのは無理がある。必然的に、時間が短くなった分だけ勉強内容が減ってしまうのである。
日本人の知的能力開発のために大学受験勉強は必要なものと考えられるのだが、受験勉強というのは、実は調べてみればみるほど神話の多いものである。そしてその多くは特段の根拠のないまま、印象論で、とくに人間形成への悪影響が語られる。受験勉強は心に惑い、勉強のやりすぎで健康を害する、あるいは人間性を阻害するというようなものだ。それどころか、受験勉強が頭を悪くするという指摘すらある。詰め込み教育で画一的な正解ばかりを求めるから、創造性がなく、思考力に乏しく、多様な考え方ができないとか、そのせいでノーベル賞受賞者があまり出ないのだとさえいわれる。上から言われたことを処理するには向いているが、受験秀才にはリーダーシップがとれないということを言う人もいる。だから、ベンチャービジネスが日本からなかなか出ないのだ、とも。このような説は一見説得力をもつし、自分たちの受験体験に照らし合わせても、青春の時期につらく苦しくがまんを強いられたのに、自分の希望どおりの学校に行けなかった人も多いだろうから、自己の体験にも合致するということで受け入れられたのかもしれない。
英検二級ぐらいからでも教えることはできるでしょう。ただ、教える場合は、仕事をはじめる前に英語力のレベルを高めにしておくことをお勧めします。それは、教えることが英語力を伸ばすことにつながるとは限らないからです。中学の英語教師だった私自身がいい例です。実際教えはじめると、授業の準備に時間を取られて、自分の英語力を伸ばす時間がなかなか取れませんでした。できれば英検準一級、TOEIC700点ぐらいが理想ですが、少なくともTOEIC600点ぐらいまでにはしておく必要があります。教えるということは、英語ができるだけでは不十分で、どのように教えるかという教授法の知識や技術が必要になります。いわゆる訳読法一辺倒で教えるのであれば、中学高校生レベルなら専門的な知識もあまり必要ないかもしれません。大学生のアルバイトでもつとまるということになります。自分が英語を学んだ経験とあとは人柄のよさで教えても、それなりに慕われ生徒の英語力も伸びるという場合も多いとは思います。
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